残念ながら格差がある社会が人間の向上心を刺激し、繁栄をもたらすことを否定できないだろう。格差のない平等な社会で誰が、才能を生かして高い地位をを得ようとするものなどが出てくるはずもない。ところが、東大工出の米国での成功者は日本は格差社会になり、社会は停滞し、日本で働いている限り成功は望めないので、海外で働けと勧めているらしい。日本が戦後目覚ましい発展をしたのは一つには海外に留学した優勝な人たちが帰国し、日本で一生懸命に働いたことに原因がある。その点中国人や他のアジア人と大きな差がある。彼らは米国で成功したかもしれないが、自国の発展には寄与しなかった。しかし、ここに戦前に教育を受けた人間と戦後の人間の差を感じる。確かに、日本人がアジア化していることも感じる。こう云う人たちが増えれば日本国自身は衰退し、働き場所もなくなるかもしれない。我が国では個人の才能を伸ばすことが難しい面があるが、その欠点を克服する工夫が必要である。才能を潰しているのは、大雑把にいえば文系の人間である。それには、80%ぐらいの人は才能のないのであるから、その人たちが社会の上に立たないようにしなければならないだろう。いわゆる格差の差をどの程度に収めるかが問題である。
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