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普天間基地移転問題が話されるとき、必ず沖縄の負担を軽減するためにと言う枕詞が付く。実際に基地の負担を行っているのは日本国民であることを忘れているようである。沖縄のある人たちは基地の借地料で暮らしていると考えられる。沖縄はその地政学的条件上、真っ先に敵に攻撃される可能性があり、その防御は我が国民の義務でもあるので、その負担は当然のことであろう。このこと以外にも、この頃すぐに国の負担だの国の賠償などと言う言葉が出てくるが、払っているのはその関係者以外の国民である。国の負担と言わずに、国民の負担と言うべきである。国というと打ち出の小槌のように無限にお金が出てくるような錯覚になるのは困ったことである。
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またぞろ、政府は仕分けとやらを公開で行うらしい。人民裁判的なところが庶民に受けたと思っているのであろう。柳の下に泥鰌は二匹はいない。結局財務省が用意したアイテムを理不尽に切り捨て、特に科学技術の切り捨てをしたに過ぎないことに国民はもう気がついている。あのような仕分けは政府がすればよい。公開で行うことの大事なことは,時の政権のマニフェストであろう。その仕分けは政府にはできない。すべからく、第三者による仕分け人を選定して行うべきである。子供手当、高校無料化、農業所得補填など、問題だらけのマニフェストが並んでいる。多くの国民はそれらは無用と考えているはずである。
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少し旧聞になるが、今度のバンクーバー・オリンピックで腑に落ちないことがある。先ず第一に、選手のユニホームの色であるが、どもの国もその国と分かる、例えばその国の国旗の色などを使っている。所が、我国のは金色である。金色は中国人が好む色で我国のユニホームには相応しくない。矢張り白と赤を基調にすべきであろう。次に日本チームであるのに拘わらず、女子カーリングチームのニックネームが、チーム青森である。どうして全日本で選手を構成しないのか不思議である。国内で、チーム青森は高校チームと接戦を演じるほどであるから、人材はいるはずである。国母選手について、橋本団長は私の責任で出場させると言っていたが、どんな責任を取ったか報道がない。
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平成二十二年度の予算が衆議院を通過したようじゃ。我国はもはや借金王国で首も回らないというのに、まるで金持ち国のように豪勢に児童手当その他のばらまきをしている。名目は経済の立て直しと言っているが、誰の目にも選挙目当てのばらまきとしか映らない。その効果についても何の説明も議論もない。単にマニフェストに思いつきで書いたに過ぎない。まさに無能独裁国家である。ところで、44兆円の国債は本当に消化できるのだろうか。亀井は郵貯の限度額を上げて、郵貯を増やして国債購入に充てることを目論んでるとしたら、大間違いであろう。国民はもうそれほど愚ではない。亡国への道を歩んでいるのは間違いない。太平洋戦争中、誰もが亡国への道を歩んでると感じていたが、誰止められなかったことを思い出す。
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公安委員長に政党人が就任しているが、これは問題である。政治と利害のある人間が公安委員長として我国の公安を左右するのは,民衆主義国家の根幹を揺るがしかねない。党派を超えた政治と直接関係ない,誰でも妥当と思える人事が行えるように改革すべきである。かって、野中氏その他の人たちのように問題を抱える人物が就任していたが、我国の安寧に陰で影響を与えなかったかも調査する必要があろう。
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防衛大学の卒業式に当たり、鳩山首相の挨拶は、いかにもお義理のように、現行を力なく読むだけであった。これでは、いざという時の命をかけなければならない人たちに接する態度であろうか。更に悪いことには防衛予算にまで言及している。こういういことは彼らがよく言う文民統制下での文民の仕事ではないのか。首相はまともな考えが出来ないのは分かっているが、国を売ることだけは止めて欲しいものである。
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普天間基地移転では米国も柔軟に考えてくれるだろうと、これまた呑気なことを言い出す始末である。トラスト・ミーからトラスト・ユーである。長年月を掛けて、国家間で合意したことを元に戻すなどと言うことは考えられないことである。民主党政権は自民政権を受けついたのではないか。突然宇宙からきて我国の政権付いたわけではない。国家間合意は尊重すべきである。仮装敵国が何処であるかをはっきりさせないから、基地が何処にあっても良いという考えになっているのであろう。何しろ、日本国は日本人のものではないという考えの持ち主であるから困る。どうしてこのような人物が首相になれたのか不思議な話である。たった数億円の金でなれるとしたら問題である。
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科学や文化の経済性などで論じることはそぐわない。それを無視したところに科学や文化の花が咲くものであろう。例としては良くないかも知れないが、ヴェルサイユ宮殿や、ノイエシュタインシュバン城などはブルボン王朝やバイエルン王国を経済的に潰す原因となったが、その文化的価値は不滅のものとして残っている。余裕ある経済が科学や文化を育てるものであろう。その点、労働者階級にはそのようなことは出来ない相談である。我国の民主党に科学や文化の発展だ度は期待できない。例の仕分けでよく分かる。彼らは科学や文化を潰すことに熱心という有様である。彼らは育てるどころが、我国の伝統的な文化まで潰そうとしている。
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国民はどの政党を支持と言うよりは,政党政治に飽き飽きしているのではないか？過去の例を振り返ると我国では２・２６事件も一因として政党の腐敗があったし、ヒットラ－の台頭も当時の政党政治への不満がある。政党政治というものは考えてみると極めて奇妙な政治形態である。政党は一種の任意団体であり、それが選挙というものを通して絶対的権力がとれることになる。あるいは、中国のように軍事力で権力を握ることも出来る。権力の基盤が選挙にあると、政党は選挙で多数を占めることに専念し始め、本来の役目である国政など二の次になる。さらに、選挙のため、あるいは個人のための利権あさりまで始める。これでは、政治にそっぽを向くか、専制政治への道を開いてしまう。矢張り、政党は知性の集団でなければならない。新たな政治システムの構築を考えるべきであろう。
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