もうどの位前であったか忘れたが、日本経済新聞上で東大の伊藤元重教授が調整インフレ論などを展開していたのを読んだ記憶がある。拙者はこんな理論が経済の世界では通用するのかと不審に思っていた。ところが最近日銀総裁がノーベル経済学者を皮肉ったということを知ったが、どうもこれが調整インフレ論を言った学者らしい。そこで、東大の特に文系の学者は明治以来外国の知識をいち早く仕入れて、権威ブル通弊があったが、その伝統が未だに生きているのかと愕然とした。いわゆる勉強ができると云う人は学ぶことは得意でも自分で考えるのが下手のようである。もしこう云う人たちが日本の経済をリードしていくならば、我が国の前途は暗いものと言わなければならない。どんなに苦しくても自分で必死で考えて道を開くのが王道である。学者であるならば他人の知識の受け売りをしてはいけないのではないか。
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