八月十五日の頃になると、TVでは前線の兵士がどのように悲惨な目にあったのかとか一般市民がどんなに苦しめられたのかといった番組が多くなるようじゃ。多分に二度と戦争を起こしてはいけないと云うメッセージを伝えたいという意図であろう。しかし、昔より戦争では兵士は悲惨な目にあってきており、それは物語や映像で伝えられてきている。ナポレオン軍がモスクワで敗退し、兵士の大部分が飢えと寒さに死んだことは皆の知るところである。しかしフランスが二度と戦争を起こさないかと云うとそうではない。第一次大戦での西部戦線の悲惨さも皆の知るところであるが第二次大戦は起きている。これらのことを考えると、戦争を防止するためには、この前線での悲惨さは役には立たないようである。難しいことではあるが、それよりもやはり戦争になる根本原因を解明し、その原因を取り除いてゆくことが大事であろう。高所からみた番組が望まれる。
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