NHKの歴史に関する特別番組のテーマの一つとして、軍備による平和か、それとも法律による平和かと云う命題のプログラムがあった。そこでは、法律による平話への努力の例として安達峰一郎ハーグ国際裁判所長官の例が出していた。彼は法、すなわち国際条約による平和を推進し、死後オランダで国葬の礼を受けることになる。オランダは当時インドネシアその他に植民地を持っていた。法による平和とは現状維持の理論であり、軍事力による植民地確保が難しくなった彼の国にとって、植民地確保の理由付け都合がよいことになる。これは、我が国のようにアジア解放を叫ぶ国々にとっては受け入れることのない考えである。彼はアジアを裏切ったことになる。結果は戦争である。単に、九条もそうであるが、その時々の都合で法を作ってもそれは世界の大勢の前には何の役にも立たないことを物語っているのではないか。法の支配が働くためには、植民地が消滅し、主権平等という前提条件が整っていなければならないのじゃ。
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この世界から国境線が無くなれば、国連は完全な形で機能するとは思いますが、
おそらく大国は核は捨てないし、戦争をビジネスとして考えている企業家が国家を動かしている以上理想論に過ぎません。
その中で、日本は日本国民の生命財産を守っていかなければなりませんし、国防=外交の側面は昨今の日本外交の影の薄さを見れば今何をなすべきかわかる事だと思います。
今から日本が国防に積極的に取り組んだとしても平和貢献のためですから昔の軍国主義に戻ってしまうというのは左翼的プロパガンダの考え方だと思います。
投稿情報: ベジタリアン | 2009年4 月 5日 (日) 15:44