今回の経済危機を起こした犯人であるAIGはあまりにも巨大さで、その影響力が大きすぎて潰すことができない。グローバル化などと云って企業買収などをして企業が巨大化することはよいことだなどと云う風潮があったが、これは危険なことである。巨大化は能率的であると云う面があるが、ある種の危険に対して全く共通に抵抗力を失い、その一つの危険ですべて死滅する恐れがある。世の中では、多様性が大事であり、いろいろな抵抗力を持っていなければならない。恐竜の例が巨大化の危険性を警告していると言える。さらに、巨大化すると、その運営者はその巨大さゆえに組織が潰れないと考え、それに甘え、運営態度はルーズになる。AIGやMGがよい例であり、彼らの莫大なボーナスもその表われの一つである。国家でも、世界に唯一の巨大国家が出現すれば、他の国は奴隷化される恐れが生じる。世界に、影響力の大きい強大な組織を出現するのを防ぐべきであろう。
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