紀元前のローマ時代に作られた橋が未だに健在である。ヨーロッパなどでは何百年も経つ橋が数多く存在する。ところが、少なくとも我が国の近代的橋といわれるものの多くは数十年程度の寿命である。最近になって百年を目標に始めているが、これは余りにも短すぎないか。航空機や船舶や自動車のようにすぐにその時の技術が陳腐化し、長寿命のものを作っても無意味なものと違い、橋とかその他の社会基盤をなす構造物は永久に使用できることが望ましい。当然それを目標に設計思想を変え、その設計技法はそれらの構造物とは違ったものにならなければならないし、長寿命化による初期投資の増加もこの観点から論じなければならない。昔の人が橋に多くの投資をせずに作っていたとは考えられない。まず、これらの構造物がどうあるべきだと云うことの国民的同意が必要である。当然、そう来を見据えないような会計法の改正も必要である。もう、安く沢山作りすぐに寿命が来るような橋を造るのは止めようではないか。
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石でも、コンクリートでも、メンテナンスに手間(お金)をかけると、寿命は、かなり長くなるような。。。
現状、作り直す方が、安くつくのでしょうか。。。お役人の試算なので、どこまで信頼して良いかは疑問ですが。。。
投稿情報: 仙人 | 2009年1 月 9日 (金) 11:43