小学校からの英語教育だの高校からの英語による英語教育などが文部省が行おうとしている。しかし、こういった改革に当たり、なせ英語教育が必要なのか、その目的は何かなど、国民に十分な説明がなされていない。他文化の吸収なのか、正しい英語の習得なのか、会話能力か、それ以上の英語で考える能力を身につけることなのかよく分からない。他文化の吸収なら発音だど重要ではない。正しい、英語なら文法教育が大事であり、正しい発音なら、発音記号に従い発音できなければならない。明治期のように文化の吸収のために、当時の中学校生のようなエリート層には大切であったことは理解できる。しかし、現在では、英語の必要性は各人各様である。英語ができなくても十分に生活をして行けるし、人によっては英語で考えなければならない。これを、大衆化した高校で一律に教育することはできない。英語教育が大事なら、少なくとも、高校を英語教育内容に、三種類の高校に分ける必要がある。案外それが国民にとって適切な教育の場の提供になるかもしれない。
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