人間誰しも、現在を基にして将来を占うものであるから、現在が不満であれば変わればよいと考える。米国で改革を唱えるオバマ氏が良い方に変わるかどうかは別にして、大統領に選るばれるのは自然なことであろう。拙者の考えとして、先ず、世界の紛争であるが、これまた良いか悪るかは別にして、米国という大きな重しが小さくなり、対立する勢力に対する抑止力を失うので、各地で紛争が多発する予感がする。経済は民主伝統の保護主義へとシフトすると考えられるが、貿易を縮小し、失業者を減らし産業を盛んにすることが簡単に成功するとは思えない。かって、日本からの輸入に苦しんだクリントンは日本殲滅計画を立て実行したが、結局は中国などの興隆を招いただけである。黒人系が大統領になるほど人種差別意識が薄くなったことは喜ばしいが、本を正せば第二次大戦が白人優位の世界を変えたのであるから、我が国は心の中でそれを祝福し、その犠牲となった方々の冥福を祈るべきである。
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