伝統ある宗教はそれなりに、個人の幸福や社会の安寧につながる良い教えを持っている。人の心の弱さを救う働きもしている。しかし、現在、宗教の狂信的信者がいる反面、取り分け先進国では無宗教あるいは無関心の人たちが増えているように思える。その一つの原因は宗教が不合理を信じなければならない一面を持っていることに帰因するのではないか?自己に目覚めた人たちは、政治的独裁者を嫌うように、精神的独裁者が嫌いなのではないか?しかし、伝統的宗教の持つ道徳的規範など人間生活にとって重要なものまで蔑ろにすることは出来ない。無宗教信者は自分を正しく律することが出来る人のみに許されることではないか?一寸、話が飛ぶが、我が国の神道のように祖先崇拝に基ずく生活態度はより自然であり、普遍性を持っているように思える。精神的思考の楽しみは宗教と分けて考えるべきである。さらに一言加えれば、利益共有形の団体は宗教ではない。
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