昔、秦の権力者趙高は朝廷で鹿を見せて馬だと云ったところ群臣はみんなおもねって馬ですと言ったという話がある。最近でも、餃子に毒を入れたのは日本です、あるいは南京事件で30万人死にましたと平気で嘘を言っても、それが通ると思っているようじゃ。中国では、外交交渉は、その過程での言葉は単なる道具であり宣伝道具であり、自国の利益、現在では共産党政権の利益あるいは影響力のみが最終目標であると考えるべきじゃ。その時はどんな言葉でも使う。古より中国では相手国は従う国か従わない国に分けられていしまう。例え外交交渉により条約が成立してもそれを守るとは限らない。それを守る時は、相手方が、自分より強いときだけである。相手方が、弱ければ適当な言葉で誤魔化すのが常套手段である。中国との関係を正常に保つためには何らかの力を背景とした外交以外に道はない。あの国には信頼関係に基づく言葉による約束などはない。利害関係や力関係だけである。そういう意味では尖閣諸島や海底油田で交渉」がまとまることはない。これは19世紀の列強にも当てはまるのであるが。遅れてきた帝国と云うところか。世界文明は当時より進歩している。
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