昨今の日銀総裁の任命のごたごた騒ぎを見ていると、わが国に政治家がいないと云うことを身にしみて感じる。政府も官僚の問題があるのに、財務省出身者をごり押しで推薦するし、野党もその実党利党略で反対し、対案でさえ出せない体たらくじゃ。拙者は経済とは無関係であるが、日銀総裁の第一の任務は円の価値の維持にあると考える。すべての政策はその価値の維持という点で決定されるべきである。物事を比較し決定する場合には評価する点は一つでなくてはならない。二つのことを考慮に入れては人間は決定できない。梨三つと林檎七つと、梨七つとリンゴ三つとどっちが良いかなど決めようがない。好き嫌いとか、カロリーの高低とか、値段など一つのことでしか決めようがない。第二は信頼される人物であること、ライブドアに投資するなど持っての他じゃ。新総裁候補の身体検査は済んでいるのか。成った途端にスキャンダルが出るのでは困る。一時期財務省スキャンダルが報じられたことがあるが。副総裁も、外国の学者の受け売りのインフレ目標などと云っている人物は困る。自分で考えることができる人を選んでもらいたい。
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