ローマが滅亡し、ヨーロッパを支配したのは宗教である。このため、ヨーロッパの発展は数百年わたり止まることになった。さて、今後、欧米が異民族の世界となり、異民族が多数派となり、支配する世界が到来し、そうして、歴史が繰り返されるならば、宗教が支配することになる。現在の世界とは完全に違った暗い方向に行くことになる。ここで大事なことは、やはり宗教の問題である。湾岸戦争以降、十字軍に例えれたようなキリスト教とイスラム教の争いはタブーとなり、不思議なことに、世間では議論されなくなった。しかし、根底ではいまだにこの問題は解決されてはいない。争いが、表面化する前に、もう一度宗教の違いを克服することを考えらければならない。ちなみに、キリスト教は宗教改革を経験している。さてイスラム教はどうするのであろうか?キリスト教ではキリストが前面に出てくるが、神は前面には出てないようじゃ。しかし、イスラム教は神が前面に出ている。