いろいろな国の言葉を勉強していると、それぞれの国の事情が分かり、面白いものじゃ。それぞれの国民が関心事が高い事項には、それぞれの事項を詳しく分類して考える言葉がある。たとえば、わが国では、牛肉は牛肉だが、西洋では、サーロン、フィレやリブだの肉の各部についての言葉がある。それは、肉に対する関心の高さに違いによるためだろう。最近気がついたのだが、英語には「譲る」と云う概念の言葉がないようじゃ。concedeなどは、相手の権利を認めるような意味合いた強いような気がする。日本語のように、自分のもつ権利を他人に与えるような意味合いがある言葉があるだろうか?と云うことは、アングロ・サクソン人は、自分の権利を相手には、与えることはしない。基本的に略奪の方が好きな民族ではないだろうか。最近の、ハゲタカ・ファンドのことなどを考えると当たっているような気もする。拙者は民族の思考の仕方や文化のの違いを言っているのであって、人種差別主義者ではないことを断わっておく。どうも、この頃は言葉狩りが流行り危険至極じゃ。