先日のことである。サッカーの試合が終わったらしく、駅のプラットホームはかなりの人が集まっていた。電車が来て、電車は少し停車位置がずれて止まった。人々は乗車し始めたが、フーリガン風の男が後ろから押されたと言って、怒鳴り始めた。ところが、非難の対象が、押されたことでなく、列を乱したということに変わっていった。彼は、怒鳴るにも、正義を持ち出さなければなかったと言うことになる。どうも、日本人は正義感が強すぎるのではないだろうか?今度の参議院選挙でも、政策より、不正に対する怒りが出たようじゃ。第二次大戦でも、日本人が、その当時の世界秩序の不合理に反対する正義感が根底にあるように感じる。日常生活でも、何か注意されると、”そんなことが法律に書いてあるか”、などと云うせりふを聞くことがある。これも正義感の裏返しかもしれない。
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