物を測ることは、持っているお金のように、使わなければ何時も同じ金額が財布の中にあるのとは大違いじゃ。物を測る場合は、測る度に同じ値にはならない。箱の寸法だって、物差しを当てる場所を変えるだけで、違った値が得られてしまう。とくに自然現象は難しい。風も、風速xxメータなどと発表されるが、それは、その観測器が測定する10分間の平均値にすぎない。最大風速もその観測器がその場所での記録する最大値にすぎない。場所を変えても、観測器を変えても違った値が観測される。地震の場合も同じだ。その地震計が記録した値であって、発表されるのは地震による、その地点での加速度という値である。その加速度は大まかに言えば、大きいほど被害が多くはなるが、設計で想定されている値より、記録された値がどれだけ大きければ構造物が、銀行口座が赤字になるように、危険なのかなど分かる人は先ずいない。もし、このブログを見て、分かるという人がおられるなら、ぜひ拙者に名乗り出てもらいたい。あらゆる観測値は常に変動していることを考えて、その値がどういう値なのかを正確に教えてもらいたい。その影響なども正確に報道してもらいたい。
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