銀行と云うものは、素朴に考えれば、皆から金を集め、その金を有意義に投資をして、産業を盛んにするものではなかろうか。社会に対しある種の貢献をするのが本務であろう。その幹部が、銀行が儲かったと云って、それに応じて無制限に金を取ってよいものではない。儲けに応じて収入が得られるとすると、人間は弱いものであるから、儲けることが第一となり、行き着く先は自ら生み出す投機となる。投機と云えば聞こえが良いが、これも一種の博打である。当然ではあるが、ここでは平均値の定理が働き、あぶく銭の後には大銭失いになる。このとき、善良な預金者がそれにつられて損をするのは不条理な話である。銀行は投機はすべきではなく、投機は博打屋に任せ、銀行員も部に応じた収入をもらうべきである。博打は社会に対して何の貢献もしない。
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