拙者が子供のころ読んだ里見八犬伝の一節に「六尺梯子は六尺しか届かない、蟹は甲羅に似せて穴を掘る」と云う言葉があったように思う。人はその人の持っている器量・才能以上のことはできないと云う事の比喩である。我が国の戦後に行われた平等教育の結果か、人の能力の違いを評価せず、みな同じとする風潮が蔓延っている。小学生でも偉人伝などは読まなくなっているようじゃ。特に政治の世界ではこの風潮が顕著である。TVなどで名を売った芸人が知事になったり、ある政党に属するだけであったり、二世であったり、スポーツ選手やその親までが議員に当選している。その人の持つ政治に対する才能などの評価せずにである。日教組教育や、親の我が子可愛さで、子供のころから、他人を評価しそれ相応の待遇をする訓練に欠けているようである。政治改革はまず、選挙以外に人を評価するシステムを作ることから始めるべきであろう。
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