AIGは役員らに160億円の賞与を払うと云う。半分潰れ、米国民の税金で救われている会社にである。しかも、投機や不良債権で損失を出し、全世界を経済的危機におとしめ、人々を苦しめた会社がでもある。 責任も取らずに多額の賞与を取ろうと云うのは、もう精神的堕落以外何物でもない。彼らは経営者ではなく、単なる不良投資家である。これでは、米国の製造業が不振になるのも頷けるし、米国全体も腐っていしまう。オバマ大統領が怒るのはむべなるかなである。彼らなの言い草は、多くの金を出さねば優秀な人材が集まらないと云うことらしいが、今のような、AIG役員が優秀である筈がない。お金にならなくても、聖職者や科学の分野には多くの優秀な人材が集まっている。優秀と云う意味はまず道徳的に優れた人であり、人のため世のためにその才能の全力をあげて取り組む人である。いくら泥棒が上手でもその人は優秀とは言わない。我が国にもこんな風潮の病気に罹った人がいるようじゃが、伝染しないように気をつけよう。
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