敵国からの核攻撃を防ぐには、核による報復体制を持つ以外に道はない。核の脅威をちらつかせての卑劣な脅しに対しては、降伏するか核による報復以外への道はない。我が国の安全を守るためには米国の核の傘に入るのは最善の策であった。その点、元佐藤首相の判断は正しい。核のない平和は理想ではあるが、実現すると本当に思っている人はいないであろう。核拡散防止条約NPTはすでにインド、パキスタン、北朝鮮が核を持ち、イランが持とうとしており、保有国は開発を進めている時にすでにもう有名無実となっている。もう我が国は条約で自分の国を守る術を失っている。無防備の平和の夢を捨て、現実に帰り、自から持つか米国の核の傘の下にいるべきか選択の時であろう。ただその傘ももう無料ではなさそうである。
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