沖縄に行って、橋などの構造物のさびの発生状況などを見て参った。沖縄は高温多湿である上、海岸の近くに橋があるために、実に鉄にさびが出やすい。鋼材の表面にいろいろな処理をしたり、塗料を塗ってはいるが、完全にさびを防ぐことはできない。そのため、維持管理をしてない橋などは潮風を受けてぼろぼろに錆びている。コンクリートの橋でも鉄筋が錆びるから状況は同じである。所が沖縄には島が多いが、それらは多く橋で結ばれているので、橋の数も多い。国の補助金で架けられても地方自治体に管理が任されると維持費は見てもらえない。そこで、多くの橋が満足に維持管理をせずに使用されている。これらの橋が何十年後に全て使用ができなくなると考えると暗澹たる気持ちになる。同な構造物でも維持管理しなければ早く寿命が尽きる。折角の投資が重い負担となって返ってくる。今から百年の対策を立てる必要がある。
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