先に、皇室の義務として、皇室は政治に関与してはいけないということを述べた。しかし、今回の誕生日に当たっての発言は明らかに政治に対する、あるいは国民生活に対する関与と言えよう。格差問題、食品偽装のような政治が絡んだ、あるいは行政が絡んだ問題に直接口をはさんではいけない。格差を言うならば仁徳天皇のようにご自分が真っ先に倹約を実行し、神に祈るべきである。息子夫婦が恵比寿で友達と贅沢な食事などを真っ先に戒めるべきである。「お互いに信頼できる世であること祈っています」程度のことを言うのが限度である。まして、私的な外遊などの発言は、息子に直接諌める、あるいは禁止すべき事柄であり、外部に言ってはいけない事柄である。さらに、その発言を撤回しマスコミを直接批判されるのは如何なものであろうか。日本は悪い方向に動き出しているのを感じる。年長の者として苦言を呈したい。やはり、国民も含め、教育を根本的に改革しなけらばならない。もう一度言えば、天皇は、直接政治機関あるいは国民に働き掛けをしてはいけない。神を通してそうなるように祈るべきである。そうして、自ら範を垂れなければいけない。
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