「国破れて山河あり、国乱れて忠臣現る」と云うが、わが国には不思議なことに忠臣、今で言う大政治家はいまだに現れないのは不思議じゃ。歴代首相で碌な人間はおらん。最低が、片山、村山とすれば、まあましなのが、池田、大平ぐらいか?その原因の一つは、政治に関しては、わが国は戦後体制の中でノホホンと暮すことが出来たことであろう。政治的課題は、わが国を共産主義からの攻撃から回避位であった。後は、わが国の技術発展に乗った経済の好調さに乗っていればよく、ばらまきにより国民の支持(主に地方の)さえ得ているばよっかたと言えよう。そう云う意味で、我が国の場合は技術者が忠臣であった。その技術が、常に外圧との戦いの中で進歩したのに対し、その外圧を受けないところは皆進歩が遅々として進まない。経済界もグローバル化などと言われておたおたしている始末だ。農業や政治は井の中で暮らしてはいけないのに、そこに暮らしている。我が国の政治ももう一度破れて、そこから這い上がるしか道はなさそうだ。「忠臣」を待っててはいけない。いま国民全員が「忠臣」でなければならない時じゃ。
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