新しいものを作るには研究開発が必要不可欠じゃ。ところで、公共団体が発注すろ一品料理的な製品の開発費をだれが負担するのだろうか?自動車などの大量生産品などは、その開発費はメイカーが製品価格に上乗せして売ればよいから簡単だ。ところが、たとえば、公共の土木構造物等は、誰が新しい技術の開発に対して、だれがその費用を負担するのであろうか?施工業者は示方書あるいは設計図に従い施工するのを本務としているのであるから、新構造の開発費は負担できない。負担できるのは精々経費節約の施工技術だけである。日本は、明治以来教科書に書いてある外国の技術の物まねで作ってきたから、研究開発費は不要であった。今でもその影響を受けている。結論からいえば今の発注システムや官僚システムの下では新しいアイデアに対する研究開発は不可能である。そのうちに、拙者の考えを述べるが、国民全体の問題であるから大いに関心を持ってもらいたい。
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