くらも天狗

勉強法

拙者は実を言うと昭和一桁生まれじゃ。当然戦前教育を受けたことになる。しかし、現在まで戦前教育で 困ったことはない。と云うことは学校教育の基本はあまり変わっていないことか。そこで、学力を上げる基はと云うと簡単で、長時間勉強することに尽きる。特に、数学と英語は勉強した時間に比例して学力が向上すると信じておる。数学で大事なことは、先ず基本きっちると理解すること。そうしたら、できるだけ多くの問題を自分で解くことじゃ。英語は、文法の基本事項を暗記したら、必ず辞書を片手に英文を数多く読むこと。それから、自分の考えていること、したいことを英語で表現してみることじゃ。長時間の勉強といっても、だらだらとしていては駄目じゃ。集中して行うこと。間違えを正してくれる人がそばにいれば最高じゃ。

不満解消機

最近友人と話をしていて、テレビで不愉快な番組や発言があると、テレビに向って怒鳴りはじめ、奥さんにたしなめられている奴が実に多いことに気がついた。実は拙者の父もよくテレビの画面に怒りを爆発させていたもんじゃ。もちろん拙者もそうだが、そこで、こんな機械をだれか発明してもらえんかのう。ピストル状の機械で、テレビに発射すると、画像が爆発するというもんじゃ。そうすれば少しはストレス解消に役立というものだ。しかも、それはＮＨＫに送信されるようにする。ＮＨＫもどの番組で、何の発言に聴取者が怒っているかということをモニターでき番組改善に役立つというものじゃ。

慰安婦決議案

米国議会で、いわゆる従軍慰安婦決議案が、議会委員会で可決された。どこの国でも政治屋はおり、思慮の足りない人間はおるものだ。しかも、韓国の問題らしいが、中国系米国人が後押しをしているとのこと！なぜこんな事実にも基ずかないことを平気で言えるのだろうか？ここに、米国人が持っている深層心理が絡んでいると考えられる。すなわち、先ず、戦前の日本人についての偏見じゃ。日本との戦争に対する正当性がないことを、それに日本に対する蛮行も加わり、本当は米国人は心の底で感じている見られる。そこで、日本は邪悪な、未開発の国でなくては困るのじゃ。第二が、米国人は余りにも、その歴史も含め、東洋のことを知らな過ぎる。戦前のこの問題に対してはまた項を改めて論じることにしよう。可哀そうな米国人と日本人じゃ！”暗黒大陸の真実”（タウンゼント）でも読んだらどうだろう。

道徳教育

ある新聞に紹介された、ある小学校での道徳教育の授業の紹介を読んで、腰もぬかさんばかり驚愕した。思いやりにつてらしいが、内容は、世をはかなんだ爺さんが節分に“鬼はうち”と叫んだら、鬼が集まりみんなで楽しく過ごし、爺さんは生きる希望を持ったという話じゃ。鬼は悪徳の権化と考えれば、爺さんはその時、悪の楽しさを学んで、生きる希望を持ったことになる。これが道徳教育の教材になるのだろうか？反対じゃ！

テニス

今日はテニスの練習日じゃ。拙者の高校の先輩たちが書き残したテニス訓がある。元々は1930年代の甲子園テニスクラブで発行されていたクラブ誌に掲載されていたものらしい。全部で45項あるが、まず最初の方の項を紹介しよう。

（あ）あせらずに、球筋よく見てインパクト。その瞬間もまなこ（眼）は離すな

（い）いたずらに、力任せに球打つな、相手に不利な場所がある。

（う）浮き玉は、前衛の餌食心せよ、エースとられる元となる

色彩感覚

何時の頃からか、ＮＨＫは良質の画像を放映することを止めてしまったのじゃ！画面の色使いの悪さはもう我慢の限度を超えている。原色を使いまくるし、配色も巷のチンドンヤの旗指し物よりもっと醜悪じゃ！美しい日本人の色彩感覚はどこへ行ってしまったのだ。これでは、これを見ている子供たちは良い色彩感覚を持てる筈がない。聴取者に心の安堵も得られない。すべからく、ＮＨＫは色彩コーディネーターを採用すべきである。

くらまあ天狗からひとこと

お父上様！

　和平条約と申しますと、今から四〇〇年ほど前の昔、歐羅巴にて三十年戦争という大戦争が起きました時に、ウェストファリア条約と申すものが締結されておりまする。かの条約の共通第二条は、これまで敵対してきた双方が、相互に恩赦をいたすように定めてござりまする。三十年も続いた戦の間、敵味方とも相手方にひどい仕打ちをいたしましたゆえ、このような規定がござりませんと、恨みが残り、双方の復讐の連鎖を断つことは、できもうさぬからでござりましょう。これからの和平条約においては、相互恩赦の規定が必要と存じまする。いかがでござりますか、お父上様！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　くらまあ天狗より　　　　　　　

和平条約

拙者は、考えることの自由と言論の自由に価値を置き、民主政治をよしとしているものじゃ。その点において、米国と価値を共有している。一方、米国の持つ多くの点での二面性は多くの識者から指摘されている通りに感じる。特に戦争においてじゃ。歴史的に見ても、インディアンの虐殺や、南北戦争における両軍の住民に対する暴行を考えると、先の戦争においても米国兵がよい子で紳士的な行動をとったとは考えられない。そうでないという事実や証言は数多くある。しかし、サンフランシスコにおいて、和平条約を締結したということは、それまでの経過を水に流し、和平への条件を出し合い、将来の友好関係をくづくことをお互いに誓ったと云うことである。我が美しい日本人は以来その努力を払ってきた。

メタンガス爆発

都内温泉施設で発生するメタンガスが爆発し悲惨な事故があった。この原因はひとえに施設設置者が当然充満し爆発することがあるのにも拘らず、防護措置を取らなかったことにある。危険を放置した罪は大きい。ところが驚いたことには担当大臣はその原因を法律の不備にあったかのような発言をしている。あらゆる危険性に対して、法律を作ってもすべてを網羅することはできない。各人が自己責任を持って対処しなければ事故は無くならない。今回の事故を法の不備に転嫁しようとしている意図を感じる。不自然じゃ！拙者には何らかの働きかけが政治家にあったことの匂を感じる。

政治宣伝番組

昨日、ＮＨＫクローズアップ現代で、沖縄戦の集団自殺問題を取り扱っていた。中共政権の正当性を対日戦の勝利によっている彼らが、日中友好条約を締結するにあたり、国内向けの説明として、日本で悪いのは軍部であり、一般大衆に罪はないとした。今また、中共が対日見せかけ友好に転じている時、また、硫黄島などの映画等で戦争の多面性が認識され始めている時、すぐに反応して、軍部断罪を目的としたと思われる番組つくるＮＨＫの反応の素早さには感嘆するばかりじゃ！番組中で日教組先生の録音機をクローズアップしてガッチャと大きな音で録音を始める場面が何度も出たが、これは、この番組が実は告発番組であることの印象付ける手法であることは明らかである。しかし、放送では兵士が集団自殺に関係していたとしても、ＮＨＫにとって気の毒のなことに、軍部の命令を証拠づける証言はなかった。拙者の目には、乏しい弾薬の中で住民に大事な手りゅう弾を兵士が渡したということは、兵士と住民が日本人という一体感の中で、当時の極限状態の中での日本古来からの風習である介錯と受け取られた。両者の苦衷を考えるとき涙が出る。日本では、近年の会津戦争でも集団自殺は」白虎隊ばかりではなかった。戦争の悲惨さと軍の存在は別の話である。まだ色々と書きたいことがあるが、項を改める。