王は言わば土地所有者のよなものである。もちろん、昔は土地は武力がなければ確保できなかったので、軍の支配者でもあった。時代とともに、ヨーロッパでは王の役目も変わり、宗教とは切り離された存在である。天皇は本来祖先の霊を敬い、祭祀を行い日本の安寧を願うのが主な役目である。土地の安堵などの世俗の仕事は別組織に任せている。戦後、GHQの神道潰しに会い、その性格は曖昧にされているが、我が国の祖先神とともにあるのが本来の姿である。伝統に従い皇統を継いで行かなければならない。日本の伝統文化の中にいなければならない。英国で長子相続などと云っているが、彼らは敢えて言えば財産を相続するに過ぎない。我が国とは大違いである。天皇は祭祀を行うのが主な役目であるから、祭祀を行わない東宮は、会社の仕事をしない会社員みたいなもので、これも即刻首になる存在である。
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