グローバリズムなどと言って、世のことが共通になったり、均一化するのが良いことのように言う風潮がある。しかし、度量衡のようなものは共通でよいが、すべてのものが共通で均一と云うのは危険に対しても共通になってしまう。例えば、人類が均一であったとすると、あるヴィールスによる病気が蔓延すると、全員死亡する危険がある。今回の、米国発の金融危機も、投機バルブに走り、その危険が証券化により世界中に共通にばらまかれると、世界が一斉に金融危機を迎え、不景気になってしまう。共通の会計を行うとみんな共通で赤字となってしまう。どこにもその不況と無関係な国はなくなってしまい、危機を止める国がなくなってしまう。やはり、いろいろな文化や商習慣があって、それらが調和して存在するような状態が良いのではなかろうか?少なくとも独裁的なものに都合のよいような共通化は御免である。
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