拙者はTVをあまり見ない。見ていると時間の無駄使いをしているような気になる。NHKの大河ドラマもほとんど見ない。予告編を見ていると、どれも同じでメロドラマか怒鳴りあいの芝居としか見えない。それに、俳優連の容貌やたち振る舞い、演技がととてもその時代を表わしているとは思えず、詰まらない。そこへ行くとまだ外国の歴史ものに登場する俳優は肖像画などに描かれている風貌に似ている俳優が出てきて、俳優の層の広さを感じさせる。さて、評価の高いと云う篤姫も、彼女が江戸を救ったと云う話らしく、これを褒めている人がいる。しかし、このような話をすると、女性には嫌われるが、唐の楊貴妃や李王朝のビン妃の例にみるとおり夫人が権力をふるい、外戚が権力の座に就くことは国の乱れもとである。篤姫や和宮の立場の人が政治に影響を与えたと云う事は、本当かうそかは知らないが、我が国の風習に合わないし、褒めるべきことではない。私人としての立場を超えてはいけない。誰も夫人をその職に選んだわけではないのであるから。公人の妻は公のことに口出しをしをせず、内助の功に徹すべきであろう。すでに、皇室外交などと言っている皇室にその徴があり、国の乱れのもとになることを憂うる。
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