流行りものに気を付けなければならないものは流感ばかりではなさそうだ。世間で囃しているものは先ず気を付けなければならない。かって、マスコミにやれ投資だ、株を買えだの、不動産は儲かるなどと囃されて随分損をした人も多いはずである。と言うことはマスコミで囃していることは危ないと云うことが経験からいえる。囃すことで、ない価値をあるように見せかけているかもしれないことに注意しなければならない。現在の環境技術への投資もそのたぐいかもしれない。基本的には環境は負の投資である。生産することにより価値が上がる。国が負の投資に力を入れるのは危険ではないか。すなわち、環境技術が国の補助金だけで成り立っているとしたら、その前途は危うい。もちろん国が環境保全に力を入れることには誰も反対できないが、その程度の問題である。たとえば、電気は原子力でまかなうのが王道である。太陽電池発電のように高いコストのかかるものに財政や生産コストが耐えられるのかも心配である。排出権取引は二酸化炭素の削減には役立たない。投機になりそうである。
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