今盛んに入学試験のあり方が議論されている。試験から面接へ重点を移す案などが出ている。面接で入学者の学力や能力を測るなどは出来るはずもない.そのような能力を持つ人材は限られているし、人数をそろえる事は不可能である一時期推薦入学や面接での入学がはやったが、入学者の能力に明らかな差が出ることが分かり、ましな大学ではその世うんことは取りやめる方向にある。入学試験の問題点は所謂暗記物の科目をどうするかにある。受験者は苦しい暗記物の科目を敬遠すると思われるが、現実にはそうではない。数学などは問題が解けなければゼロ点であるが、暗記物は暗記すれば確実にある程度の点数が取れるので、それを選ぶ受験者は多い。そこで、暗記という過酷な勉強が行なわれるようになる。暗記力ではなく、地頭が良く問題を解く能力に優れ、判断力や解析力が良し悪しがはかれる問題を造ることが肝要である。特に理系の学問ではそれが大切である。文系ではそれほど多くの大学が必要であるかを議論する方が良い。
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