碁では急場と大場があり、急場はそこで決着を付けなくてはならない場面である。今回の震災復興でも今すぐ取り掛らなければいけない問題と、ゆっくりと将来を考えて取り組む問題がある。津波で被害を受けた地域の復興で、大津波に備えて高台に移転するなどと言うことは急ぐことではない。千年に一度の大津波ならば、百年後でも十分間に合う。今必要なのは被害者の救済でありる。低い土地での家の建設を禁止するなどは今必要なことではない。先ず今の生活を考えるべきである。百年の計で徐々に高台に移転すればよい事である。原発の問題も、今の電力供給を考えるべきで、より安全な原発にすることはじっくり時間を掛けて取り掛る問題である。
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