ヒトラーのアーリアン人種純粋主義の反動か、多文化を認めようという気風が世界に広まっているようじゃ。多文化主義というと耳に心地よい響きを持っているが、これが果たして世に和平をもたらすかというとそうでもないようである。と言うより異宗教の衝突や異人種の衝突の方が、この世に遙かに多く起こっているのが実情であろう。ヨーロッパでの多文化と云っているのは自分達がしたくない労働を異民族にさせてきたというのが本当の姿であろう。そのひずみが出て多くの国で異民族排斥の気風が生じている。本来棲み分けるのが自然界での和平の基である。多民族の地、我国でも、曾ては百国に分かれて争い、神道と仏教と争い、何百年を掛けてようやく人々がそれぞれの文化に馴染んで、今日の単一文化を形成してきたと言えよう。その間多くの争いが生じるのは自然なことである。多文化の良いところは、その争いの中に新しい文化が生じるところにある。その代わり、その間に人類は多くの争いを覚悟しなければならないだろう。只排他的文化を持つところでは融合が行われるかは疑問である。例えば排他的一神教間では、お互いに宗教を捨てなければ難しと思われる。
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