人材資源のみが我が国の財産であるから、 今我が国で特にに求められているのは傑出した人材ではなかろうか。確かに、戦後の6.3.3制に見られる、新制度教育は一般的な高学歴社会を演出したが、これは見掛けのみで実質的には教育レベルが上がったとは教育に携わる人たちは感じているはずである。実質、高等学校で、中学の復習、大学で高校の復習をしているのが実情である。それでも、理系で多くの人材が輩出してきたが、これはどちらかというと先人の努力の遺産で、平等を重んじる今の教育では将来にもそのような人材が出てくる確率は低いのではなかろうか。鳩山内閣は児童手当や公立高校の無料化などと言っているが、こうした政策が,必要としている、得ることの難しい傑出した人材を出すことにはならない。広くではなく、資源を集中して投資する必要がある。先ず、各教育段階で、傑出した人材を見抜く教師を育てることから始めなければならない。それと共に、それを育てる社会システムが必要であるが、凡庸な政治家でそれを考え出せるかが、問題である。また、凡庸な教師には傑出した人材世に出すこともできないだろう。坂道を転げおり始めると、もう止まらないものである。
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