NHKスペシャルで、ピラミッド建設法について、フランスの建築家の新説を紹介していた。彼によると、内部にらせん状の通路を作りそこを石材を引いて運びあげて積み上げたと言う。この説には根本的欠陥がる。それは、このクフ王のピラミッドが20年で作られたと云うヘロドトスの話と矛盾しているからである。20年という年月は王の在位が20年ほどとすれば妥当な値である。王が、死後200年以上後に作られるピラミッドを期待するなどと云う事は考えられれない。一本のらせん状の通路使って石材を運べば常に一個づつしか運べないことになる。ピラミッドがすべて石材を積み上げ作ったととすると毎日400ヶ近い石材を列をなして運んだことになる。これは不可能なことである。やはり、ピラミッドの大部分は砂でできており、石材は外壁を使って一度に何列かで運び上げたと考える方が自然である。その時エレベーターの原理が使われたと云うことは十分に考えられる。王の間等の内部構造はそれだけで独立してくるられたと考えるのが妥当であろう。外人の説にすぐ飛びつく我が国の悪い例を見たような気がする。
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