小中学校の教育にゆとり教育などと言うものを導入して、我が国の教育水準を下げたのはよく知られたことではある。大学教育においても、成績の悪い学生を大学側が留年させ、定員割れになると補助金を減らすなどと脅して、大学側の正しい教育を歪め、さらに大学を粗製乱造して来たのも文部科学省である。官僚の常として管理することとお金を使うことしか頭にない。大学院博士課程においても、定員を増やせば高等教育ができるとでも考え他のであろうけれども、実のところは、各大学とも博士課程の学生を無理に増やし、その質と落とすだけの結果となった。この度、今度は定員を減らす措置をするらしいが、それは末梢の問題である。先ず、教員や博士課程修了者の質を上げ、終了しての活躍の場を提供する方策をとるのが大事である。文系の博士課程教育も見直す必要がある。何はともあれ、教育は国の発展の基である。
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