構造物は維持費という利子を払わなければならない負債である。全ての造物は維持費を掛けなければその機能を維持できない。それより得られる利益より払うべき利子の方が大きくなれば負債として重くのしかかる。かって文明が栄えたとき造られた構造物は文明の衰退とともに今は廃墟としてしか残っていない。先日沖縄に行ったが、沖縄は自然条件は本土より遙かに厳しく、劣化の促進試験を受けているという印象を受けた。離島に多くの橋が架けられているが、その維持費がなければ何時かは廃墟となる。日本中の地方で多くの公民館や市役所、それに道路や橋が造られているが、維持費の捻出できない地方ではそれらが廃墟となる可能性を持っている。今でも、それらを造れと云う声は高いが負債もそれに附いていることに気が付いているだろうか?成長率より劣化率の方が高いのが現状ではなのいか?将来を見据えて利子を払えるかどうかを考えて身の丈にあった計画をしてもらいたいものじゃ。
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