大学人に聞けば、高校卒の学力が不足しているといい、社会人に聞いても、大学卒の学力が不足しているという。これは、もう明らかに戦後の教育システムが間違っていることを示している。まあ一部の上位の高校・大学での学生の学力はあまり変わっていないかも知れないが、そう言う所では中高一貫教育なをどをしている。飜るがえって戦前との高等教育と比較して見ると、戦前は今より一年間教育期間が長いが、根本的違うのは、戦前は重要な入学試験は中から高への一回のみであったのに対し、戦後は中高と高大学と二回ある。その間に、マルバツ式の勉強に励むことになり、自ら学ぶ機会がない。高等教育は戦前は高3年大学3年の6年に対し、今は大学の4年のみである。しかも、戦前は、入試を経て高校に入れば3年間、自らを考え、教養を高める期間があった。今は、精々教養を学ぶのは一年半のみである。これでは、戦後の人が小さくなるのは当然である。教育改革はそのシステムを変える時がきている。
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