言葉の乱れが、マスコミなどで賑わしている。先ずは、小中学校が国語教育をいい加減にしているのが原因であろう。しかし、普段耳にするTVからの言葉の影響も多きように思える。拙者なども経験があるのだが、科学系の報道に出るとき、TV側は小学生やお婆ちゃんにでも分かる言葉で話をしてくれと注文をつけられる。そうすると、どうしても内容を正しく伝えることができなくなる。今度の岩手県での地震の報道でも驚いた。東大の地震研の教授が、「今度の地震の特徴は小刻みな地震であったことだ」などと宣っている。小刻みは元々小さく刻んでと言う意味で使われるのであるから、まるで、小さな地震が間をおいて起きたような風に聞こえる。これは、短いだの、早い周期の地震ときちんと言うべきである。さらに驚いたことには、翌日の新聞まで今回の地震は小刻みの地震などと表現している。これでは、また日本語の誤用が始まってしまう。天気予報の予報士でも勝手に季節の言葉を自分で勝手に作ったり、誤用している例が目立つ。勿論アナウンサーでもそうだが。
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