教育再生懇談会とやらで、小学三年生から英語教育をするようにと云う勧告を出したらしい。一体、どのような英語に関する知識を小三から教えることが日本人に必要と考えているのか理解に苦しむ。単に、少しでも成人になって英会話がができるようにしようとしているのか?あるいは他言語の文法を教えるのか。書けるようにするのか、まったくその意図が不明である。大体、日本語として使われているような英語を発音して、例えばホテルと云って、米英人に理解されることは、拙者の経験からしてあり得ない。そのような英語は覚えない方が良い。文法なら中学からでよい。発音ならん発音記号を発音できるようにすればよい。米国では、小学校は発音記号で書いた単語から教育を始めるところがある。今日、教育を再生しなければならないのは、読み書き算盤の基礎学力である。その教育時間、教員の研修時間まで減らして、英語教育をする意味があるならばそれを広く知らしむべきである。教育再生懇談会の委員の方は本当に、教育を考える能力のある人たちなのか疑いを持つ。
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