中国共産党首脳の立場で、中国の次なる一手を考えてみよう。まずチベットであるが、他の独立運動と違いチベットには武力抵抗の手段がない。そこで、チベットは武力で制圧する。次はネパールであるが、すでに毛派が力を持っていおり、内部に味方を作ってあるから、中国を招いて呉れる素地はある。勢力下に置くことは簡単であるが、しかし、ここでインドと直接接することになり、武力の供給、または武力反撃を受ける可能性があり、傀儡政権を作り、緩衝地帯とするのが得策だ。いよいよ台湾である。いつもの手で、台湾内部にあらゆる手を使って、親中国派を強化することから始め、台湾の自治領とさせるか、そうでなければ、米国との軍事バランスを考え、やがて侵攻する。米国との戦争になるかは、賭けであるが、米国の民主党が勝てば戦争をしないで済む可能性はある。もちろん台湾では戦争にならろうと、なかろうと多くの血を流させることにはなる。最後に、日本の自治領化に取り掛かるが、すでに手は着々と打ってある。最後に、ハワイを境に米国と覇権を分け合うことでアジアにおける一次戦略は終える。これらはすべて軍事バランスの問題である。もちろん、共産党独裁は維持しなければならない。これが最大の難点ではあるが。
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