近頃、橋のトラブルが続いているようじゃ。木曽川大橋では、報道によると、項の部材をコンクリートで埋め殺している。コンクリートはもろく、亀裂の入りやすい材料であるから、当然雨水などが入り易く、従って鋼材もさびやすい。されに悪いことには、錆びているのがコンクリートによって隠されているので、それを発見し難い。よく、村の簡単な吊橋などのケーブルを錆止めにでもなると考えて、コンクリートで埋めている例があるが危険なことである。たしか、昔フランスでも、これが原因で吊橋が落ちた例があったはずだ。以前、コンクリートクライシスと云う題で、コンクリートの品質が問題になったが、その問題が解決されていいる訳ではない。コンクリートの使用には細心の注意が必要である。中国での橋の崩落が報じられているが、これまた、報道管制で、詳細が分からないが、コンクリートの過信の最たるもののように思える。
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