ある新聞の日曜版の歌壇で、空に浮かぶ飛行船も中に化学物資が入っていることを考えると怖いという趣旨の歌が入選しているではないか。選者も言っているように中にあるのはヘリュウムで、これを化学物資とは言わないし、飛行船がやぶけても空気中に拡散してしまうだけで無害であろう。この論法で行くと空気も化学物資となってしまう。原子力発電に対する恐怖もやはり無知によるところが多い。多くの恐怖は無知から生じると言うことができる。恐怖から逃れるにはよく物事を勉強して多くのことを知ることに尽きる。しかし、未来とか死後とかはこれは知ることはできない。そこに恐怖が生じる。これに便乗して宗教などの問題があるがこれについては後日にまた論じよう。
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