「日本書紀のお話33」にて、応神元(390)年から雄略5(461)年までの間において、各々の天皇紀に配布されてある紀年数の合計は、実際に経過した年数よりも120年超過していることについてお話しました。
192-72=+120
そして、「日本書紀のお話29」にて、神功紀においては、実際に経過した年数よりも、紀年数が120年足りていないことについて、お話しました。
189-69=-120
おどろくべきことに、日本書紀は、日本書紀紀年法として、プラス・マイナス120年構想が設定されているのです。
それでは、プラス・マイナス120年構想において、各々の天皇紀の紀年に相当する実年代は、どのようにして求めたらよいのでしょうか。マイナス120とプラス120だから、プラス領域の超過紀年をマイナス領域の年代に下げて位置づければよい、といった単純な方法で、実年代が求められるわけではないのです。
続きは明日ね♡
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