くらも天狗

国民は独裁者を求め始めているのか

マスコミによると、独裁的行いの多い鳩山内閣の支持率が未だに高いらしい。議会を通過している補正予算案を政府の都合で執行停止ができるのだろうか。着工が承認されているダムの工事をこれまた選挙戦術の一つであるマニフェストに書いてあるという理由だけで施行を止めさせることができるのだろうか。選挙により新しい政府が発足したのに、臨時議会も開かずに、議会の承認もなく、勝手に政策を思考させることができるのだろうか。鳩山内閣のしていることは独裁以外何者でもない。ところが、国民はそれを良しとしているようじゃ。政治に失望し、独裁者の出現を望むようになるのはきわめて危険な現象と拙者は考える。

やがては我が国の労働者は中国の労働者と同じレベルの賃金になるのでは

我が国の経済学者やエコノミストは，低価格化だのデフレだのと騒いでおり、内需拡大が唯一の解決策のように言っている。しかし、これは素人目にも、中国の奴隷的ともいえる低賃金労働による製品が入ってきていおり、そのため我が国の労働者の失業が増加しているのが原因であることは明らかである。結局は我が国の労働者の賃金が中国の労働者並みになるか、元の大幅な値上げがなければこの問題は解決しないことと思われる。しかし、かの国の労働者が我が国に入ってきて，仕事を始めるよりは増しかも知れない。

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裁判所は法により，たんたんと判決を下すべき

最高裁は今回もまた、参議院議員定数の格差が五倍近くあるのに合憲の判断を下した。これは誰の目にも、憲法が定める国民平等の権利を侵すものであることは明らかである。その上余計なコメントまで付け加えて変な自己弁護を行っている。裁判所は法による判断をするところで、それ以外の政治・行政の判断をするところではない。今日この頃は良しにつけ悪しきにつけ、行政は怠慢だと言った付帯意見付け、行政に対する干渉を行う例が多すぎる。今回の違憲という判断をしたのは裁判官出身者１人だけと云うのもどういう理由だろうか。裁判官は良識が欠如しているとしか考えられない。

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人権擁護法案の危なさ

土井たか子もと社会委員長が、名誉毀損罪で訴えた裁判で、勝訴したらしい。ある雑誌が彼女は半島出身者であるとの記事に対し、彼女が名誉を傷つけられたと感じのがその訴訟の原因らしい。判決によると、彼女が半島出身者であるかどうかは問題ではなく、本人が傷つけられたと感じたら名誉毀損になるらしい。同じことが人権擁護法案が通れば十分に起こりうる。本人が名誉毀損と感じれば、誰でも訴えることができることになる。このようなことが起こる世の中になって良いのだろうか？

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東大卒にも二種類の人達がいる

世間一般では、東大卒は所謂優秀な人材であると思われている。しかし、現実には東大卒にも二種類の人達がいる。普通の勉強をしてきて、東大に入学する人がいる一方、小学生のころから親に言われたり、東大に入ることが人生の大目標と思い込まされて、入試勉強を重ねて東大に入ってきた人もいる。困ったこと日は、後者の人達の中には入学とともに、その人生の大目標を達成したために、その後の人生を見失ってしまうのがいることである。かっては、どこの大会社でも、東大卒ということで採用したが、全く仕事ができずに、その処遇に困っている人がいたものである。話が飛ぶが、東工大も優秀な学生の集まりというイメージがある一方、米国のMIT同様に変人の集まりというイメージもある。今回の政府にも東工大卒の方がいるが、経歴を見ると特許事務所に勤めていたらしい。東工大卒ということを考えると、彼は学生時代は政治活動ばかりをしており、普通の就職がでいなかった人のように拙者には思われる。

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理系にも二種類の人間がいるので

文系と理系の二種類の人間に分けてよく考えられているが、理系の中にもさらに二種類の人間がいるのではなかろうか？一つは、合理的に、論理的に考えることができ、物を作り出す能力に長け、不都合があればそれを改良して行くような人達である。もう一つは、所謂専門バカと言われる人たちで、視野が狭く自分の専門のことしか考えることができない人たちである。地球温暖化の原因が二酸化炭素であるとか、地震予知が可能であるとか言って多くの研究費を手にしてきた人たちもこの範疇に入いろう。博士課程後期課程を修了しても、企業では使い物にならないとい言われている人たちもこのような部類に入るかも知れない。鳩山首相も工学部出身であるが、オペレーシンリ・サーチを研究していたらしい。これは軍を合理的に動かすこと目的に、研究開発されてきたものではあるが、戦場のはっきりした近代的戦争には有効かも知れないが、そうでないところの戦争では米国のベトナム戦争でも実証されている通り、これを使った戦争に米国は負けている。ある種の単純化をできない複雑系のようなものには十分機能しないものであるように思われる。鳩山首相や菅大臣の言動を見ていると、後者の理系人間と見られる。

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国境が無くなればどう云う事になるか

例えば米国が国境を開放して自由に他国民が入ってくることを想像してみよう。早速何千何万とい移住民が米国に入ってくることになる。そうして、土地に居つき勝手な活動を始め米国社会の秩序を壊すことになる。それを、今の米国人が許すだろうか。インデアン狩りと反対に、移住民への虐待が始まり、争いが起こり、民衆は自衛団を作り、これまた何千何万と言う人が殺し合うことになる。日教組などは国がるから戦争が起るなどと言って、国の象徴である国旗に対して反対しているが、国があるから我々は平和な生活をしているのである。日の丸は平和な状態にある我が国の象徴である。どうしてこんな簡単なことが分からないのか不思議である。他国が我が国に侵略してきた場合には我々は自衛しなければ国民の財産の保全・社会の安寧を得ることはできない。九条では守れない。

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六尺梯子は六尺しか届かないことを皆知るべし

拙者が子供のころ読んだ里見八犬伝の一節に「六尺梯子は六尺しか届かない、蟹は甲羅に似せて穴を掘る」と云う言葉があったように思う。人はその人の持っている器量・才能以上のことはできないと云う事の比喩である。我が国の戦後に行われた平等教育の結果か、人の能力の違いを評価せず、みな同じとする風潮が蔓延っている。小学生でも偉人伝などは読まなくなっているようじゃ。特に政治の世界ではこの風潮が顕著である。TVなどで名を売った芸人が知事になったり、ある政党に属するだけであったり、二世であったり、スポーツ選手やその親までが議員に当選している。その人の持つ政治に対する才能などの評価せずにである。日教組教育や、親の我が子可愛さで、子供のころから、他人を評価しそれ相応の待遇をする訓練に欠けているようである。政治改革はまず、選挙以外に人を評価するシステムを作ることから始めるべきであろう。

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水害が起きたら為政者はどうすべきか

拙者の大学時代の教授の方は若い時香川県の県職員をされていた。その方の話によると、洪水などが起きると県職員は溢れた水の中に水が引くまで立っていなければならかったと云う事であった。水の中に立っていても水が引く訳ではないがそうしないと県民が満足しないのでしょうがなかったという。合理主義者ならばそれより土嚢の手配などに走り回ったであろう。そこで、今回の麻生総理の山口県の水害への視察を取りやめた件を思い出した。現場は危険だから行かないと云う言い訳は政治家として人気取りをしなければならない人間としてはお粗末である。ヘリコプターを使う手もある。しかし、総理が現場に出張しても水が引くわけでもない。却って警護その他で現場に迷惑をかけるだけである。中央で的確な指示を出す方がその役に合っている。しかし、ブッシュもニューオリオンズ水害の折現場に行かずにマスコミに叩かれたことを考えるとやはり行くのはやむを得ないことであろう。麻生総理が自分の立場を説明できる勇気ある合理主義者であるならば別であるが。

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今回の日蝕観測ツアーで考えること

今回の日蝕観測ツアーで悪石島に行った人は暴風に見舞われ日蝕を見れなかったのは大変気の毒なことであった。しかし、その後の報道で、日蝕が見れなかったのでツアーの料金を返せと云う人が出ていると聞いて吃驚した。そこで、北海道の大雪山での遭難がなぜ起きたのかが分かったような気がする。ガイドの判断の悪さが指摘されているが、何故ガイドが引き返すという判断が遅れたかということの理由が分かったような気がする。もし引き返したならば料金を返せと云うツアー客が出るのを頭の中のどこかで考え、それが、判断を誤らせたのではないか。今わが国ではモンスターペアレントなど自分のことしか考えない身勝手な人種がでている。どうしてこのような人たちが出てくるのか、小学校教育から見直すべきであろう。

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