定員割れをしている私大に対する補助金削減ということじゃが、文部省は教育をどのように考えているのか全く分からない。定員割れの原因が、まったく学生にとって魅力のない大学であれば、これは潰せばよい。どう見ても大学が多すぎる。ある質以上の学生を入学させるために足切りをしているならば、その大学は質を落としても学生を合格させ定員を満足させることになる。即ち、さらなる大学の質の低下を促す政策じゃ。もっと質を高める方向に力を注ぐべきである。たとえば、卒業生の質に比例して、補助金を出すのも一法である。根本に帰って、私大に対する補助金は憲法違反の問題を抱えている。補助金はすべて廃止するのも考えてよい。まして、宗教を前面に出した大学への補助金は完全に憲法違反である。