東洋の人治に対し、西欧の優位性は自由と平等に基づいた法治にある。ところがその法治にも抜け穴がある。法を自分に有利に変える、あるいは不公平な法を作るという手である。かって、ポルトガルとスペインは世界を二分する法を作った。それが、植民地時代は未支配地を植民地化する法となる。今は進歩して、国境の侵犯は侵略である。今日では、排出権取引がそれに当たるかもしれない。これはスポーツの世界では顕著である。かって、スキーのジャンプでの日本の優位性はルールの改正で潰えた。柔道もそうである。今や、世界にはJUDOと柔道がある。ポイントを稼ぐJUDOに面白味がないが、これまた法を変えることによる、日本潰しである。我が国は法を作る力を持つか、そうでなければ、悔しくてもそれに対応しなければならない。
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