不幸にも国策と国益が相反し、連合国と戦火を交えるに至ったのは真に残念至極であった。東亜の繁栄と秩序の確立を目指したが、戦いのみが起こり、その結果多くの被害と混乱を呼び起こ不し、その間米国・英国・オランダ諸国の植民地であった東南アジアも戦場となり、多くの戦渦がそれ等の地に及び多くの犠牲者を出した事は誠に遺憾なことであった。1945年に戦争は我が国の敗戦で終わったが、1951年のサンフランシスコ平和条約により、主たる連合国との間に友好関係を結ぶことが出来、昨日の敵は今日の友の関係を得ることができた。それより後は民主主義国家と友好関係を結び世界の繁栄に貢献する機会を我が国が得たのは幸いであった。終戦より70年の年に当たり、更に未来に向かってよりよい良い世界の実現に努力することを誓うものである。
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