敵対関係にある両国の首相同士が会談をして関係が改善される保証はない。場合によっては、対立点が鮮明になり、妥協の余地がないことが分かれば、関係は更に悪くなる。今回の日中首脳会談に先立ち一部ジャーナリズムが報道したように、尖閣諸島に関し、お互いの主張を認めあるような事をすれば、彼の国の主張に従い尖閣諸島を占領する口実が出来、曾てのフォークランド紛争のように戦争にはテンする。今回の日中首脳会談のように互いにそっぽを向き合う結果になったのはある意味で正解である。勿論、首脳会談意味は全くなかったが。しかし、戦略的互恵関係などと言っているが、互いの戦力が正反対なのでこれも意味がない言葉の遊びである。我が国は唯々国際法に従い問題の解決のみを主張すべきであろう。
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