世界各国のニュースを見ていると、それぞれのお国柄わかって面白い。たとえば、フランスの20 heuresでは、毎回のように何らかのマニフェスト、すなわちデモ行進の映像が出てくる。フランス革命の伝統がまだ生きているようである。BBCになると、経済の問題が多くなるが、議会での激しい討論の様子が放映される。さすが議会政治を始めた国のことだけはある。ロシアになるとまず、まず大統領や首相の話が出てくる。ツアーやスターリンの独裁国家の体質が残っているらしい。ABCでは最近ではオバマ新大統領や経済の話が多いが、ハリケーン、竜巻や山火事と自然災害の報道が比較的多い。アルジャジーラとなるとやはり中東の問題が主となる。そこへ行くと、我がNHKは真っ先にこう言う殺人事件がありましただの事件の話が真っ先にきて、それを長々と放映する。政治の話もあまり出てこないし、議論もしない。画面の色彩も実に汚い。日本の伝統を忘れたようである。放送局の品位と意識の低さを感じさせる。たまに出てくる北朝鮮の放送は戦争末期の大本営発表を思い出される。
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