一般論から言えば、全てのものには例外がある。しかし、先ずは総括りで議論するのが普通である。よく、小賢しい人は議論の中で、その例外をとりあげて反論を始めて議論の方向をねじ曲げてしまうし、あるいはそのことに気がつく己の頭の良さを示そうとする。さて、「日本人は内向き」と言うことの原因として単一民族という言葉が中山氏から出たことは、別に見当違いの発言でも、ある民族の蔑視でもないことは明らかである。しかし、ここで提議されたものは、全ての国民を同化するかどうかの問題を含んでいる。スペインのバスク、北アイルランド、その他少数民族が同化せずに争乱を起こしている状態がよいかどうかの問題である。拙者の個人的意見としては民族が融和をして同化するのが平和な社会を作ることになると考えている。勿論、その人たちの固有文化を尊重してである。しかし、これを容認すると、例えばチベットのように漢民族の大量移民による同化政策を支持するように思われのも心外である。この問題に関しては真剣な議論を必要としている。少なくとも、我が国に、米国のようにインデアン特別保護区のようなものを作るのは反対である。
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